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配信日時:2009年05月 15日07時30分
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平成の鹿児島緑茶考。

知覧銘茶.com 担当の うえっぶ松(webmatu)といいます。! 
本日もどうぞ宜しくお願いいたします。

当店でもいよいよ一番茶の摘栽がいよいよ、いや、やっと今週で終わります。
5月20日からは紅富貴の新茶も発送いたします。

今年は昨年よりもお安く、販売できる予定です。さて、今回は、日本茶文化
の紹介です。

「茶の湯」は江戸時代には、武士や富裕な町人らによって支えられてきまし
た、男子の世界だったのですが、大名家の権威の一つでもあった茶道具が、
お城の値段に匹敵する時代も終わり、「茶の湯」そのものが衰退に向かいま

したが、女子教育にあたって礼節としての茶の湯の意義が、評価され、学校
教育のなかに取り入れられるようになりました。従来が、男性によっておこ
なわれた世界でしたが、女性人口が急増し、今日にいたります。

1906年日露戦争後、岡倉覚三(かくぞう)によってニューヨークで the book
of tea「茶の本」が刊行され、のちに西欧にも日本の茶道が紹介されていき
ました。

この本は7章にわたって精神文化としての「茶」がのへられている。また、
新渡戸稲造の「武士道」とともに、日本人の精神文化を海外に紹介した文献
として有名です。

また、1935年にアメリカ人ユーカースは新聞記者を経て著書のall abut tea
「オール・アバウト・テー」を刊行し、世界を巡って資料を収集し、この本
を完成させました。彼は1924年(大正13)に来日し、静岡・宇治の産地を巡り、
この本は、大正期の日本お茶事情についても、詳しく翻訳されています。

明治元年から、昭和11年にかけて日本茶は国内生産の過半が輸出されていた
ことが、特執すべき点です。その当時の日本各地で生産されたお茶は日本人
ではなく外国人によって飲まれていたというのです。

昭和十年代になって国内での煎茶消費量が増えだして、一般のひとが煎茶を
購入しだしたみたいです。面白いのは、日本茶の当時輸出国はアメリカが、
圧倒的に多くアメリカ人はミルク・砂糖・レモンなどをいれていた模様です。
(笑う:紅茶か?)

その後1939年に第二次世界大戦がはじまり、1941年に太平洋戦争、そして、
昭和20年8月 15日を迎えたのでした。戦争が終わり、連合軍から、食料援助
がなされ、その担保となる見返物資に繊維製品などと共に、茶が指定されて
いました。それが茶業復興に弾みをつけ、1951年にサンフランシスコ講和会

議を経て、日本は独立を回復し、民間貿易が認められると、今度は日本の紅
茶と緑茶が、今度は中東から、アフリカに向けて大量に輸出される様になっ
ていった。

一方、朝鮮戦争を契機に日本経済は戦前の水準を取り戻し、国内景気も上向
きとなって、茶の国内での需要が伸びだしました。同じ頃、中国茶が、日本
茶に代わって、世界市場の地位を占めていきましたが、日本茶の海外市場の
喪失はほとんど、痛手とならず、国内向けに絞った生産・販売体制を固めて
きました。

お茶の国内茶生産はそのつけからか、1975年(昭和50)をピークを迎えて、現
在のコーヒーなどの他の嗜好飲料の普及や缶入り緑茶・ペットボトル茶の普
及も手伝って、いわゆる、急須を用いたリーフ茶は次第に減少傾向にありま
す。

一方で、緑茶の科学的研究が進み、茶の苦(にが)み成分である、カテキンに
こそ驚くべき効能があることが、次々と立証されています。

緑茶から抽出されるカテキンを利用した様々な商品がふえましたね。例えば
ガム・アイス・歯磨き粉・石鹸・芳香剤・化粧品・洗剤・シーツ・靴下など、
などです。また、鹿児島では家畜飼料に茶殻を混合して育った豚を例えば、
茶美豚(チャーミートン)と呼んだりします。(Aコープで販売)

肉の腐敗を防ぐ効果、旨味の成分(アミノ酸)の含有量が多くて、肉特有の臭
みを抑えられているようです。
飲用以外で、茶の用途はむしろ拡大しているのです。
ですから、わたしが何回も申し上げるように、急須を用いたリーフ茶をがぶ
がぶ飲めば飲むほどあなたは、健康になれますよ。

それでは........また.......。
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─* 最後に 〜風は南から〜 *─
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