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配信日時:
2009年03月 15日07時30分
件名:オフィシャルメルマガchiranmeicha.com
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平成の鹿児島緑茶考。

知覧銘茶.com 担当の うえっぶ松(webmatu)といいます。! 
本日もどうぞ宜しくお願いいたします。
朝顔を洗うときにお湯で洗っていたのが、最近は水でもなんとか洗えるぐら
い水道の水も冷たくなくなってきた、うえっぶ松の今日この頃です。

さて、今回は「お茶の製造」についてお話したいと思います。

お茶の茶葉(チャバ)には、カテキンをはじめとする各種ポリフェノール物質、
カフェイン、アミノ酸、有機酸、ミネラル等の水溶性成分が豊富に含まれて
いますが、この茶葉を嗜好性に富んだ飲料に加工したのが、お茶の製造です。

その製造法には何千年という長いお茶の歴史の中で、多種多様な茶葉の加工
法が創りだされました。

成分変化を起こさせない製造法は加工製造の第一段階で茶葉を加熱処理する
ことで酸素活性を失い、青臭さを無くしています。さらにお茶を揉んで(揉念
)成分の溶出性を高めています。また乾燥する事によって、長期保存を可能に
しています。いわゆる私たちの日本茶が代表格ですね。

また、反対に 成分変化を起こさせたお茶は発酵茶とも呼ばれますが、製造の
第一段階で萎凋(いちょう)します。萎凋とは摘採された生葉を15時間から18
時間湿度60%で萎れさせ、柔らかくします。そして十分発酵したところで、
加熱して酸素活性を失わせ、乾燥させたのが紅茶です。また、紅茶より早い
段階で発酵をとめたのが、ウーロン茶などの半発酵茶になります。

日本茶と紅茶の違いは解りましたね。加熱する前に萎凋する所が大きく異な
る点です。紅茶の茶葉も摘採時は日本茶と同じ緑色の葉っぱなんですよ(当た
りか?)。

また、加熱処理した後に揉棯(揉む)した茶葉にカビ・細菌等を繁殖させたも
のを後発酵茶と呼び区別されますがいずれのお茶の製造には、揉棯と乾燥の
工程をもちます。

お茶の品質は原料葉の性質ばかりではなく、生葉の管理や各製造工程の操作
上の適合・不適によって決定され、お茶の製造とは、生葉を採取した時から
はじまるといっても過言ではないわけです。

摘採後も生葉は呼吸を続けていますが、品質は次第に低下していきます。
ですから、生葉の保管は通常で15時間、長くても20時間程度として、なるべ
く早く製造する方法が良い訳です。

その点、当店の松崎製茶の工場では、最盛期を除いては、そのほとんどを摘
採したその日のうちに製品に仕上げています。それは工場の機械の能力が高
いから出来るわけです。
やっぱり出来立てのパンやご飯はおいしいですよね、これと同じです。

それでは........また.......。
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